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石敢當とは?沖縄でよく見るけど?なに? [情報]

石敢當について

沖縄では民家などの塀に【石敢當】(いしがんとう)と書かれた石板がおかれているのを、よく見かけます。

では、【石敢當】(いしがんとう)とは?

石敢當1.png


これは魔物(マジムン)から守ってくれる魔よけのようなものです。

人々の平和な生活を乱しにやってくる魔物は、直進しかできないと言われています。ですから丁字路や三叉路などで突き当りの家屋に侵入するのを防ぐために置かれているのが一般的です。

今では「石敢當」は沖縄では普通に用いられている魔除けの風水グッズのようなものですが、車がぶつかりやすい場所や車の突っ込みやすい所によく置かれています。

石敢當は風水思想における[往来の行き当たりの住宅は、凶]に由来するもので、琉球王朝時代の首里や那覇の都市計画は風水に従っていたことが知られています。

現在、沖縄には推定ですが2万基ほどの石敢當が設置されているものと思われ、これは他のアジア諸国に見られる石敢當の数と比較しても群を抜くほどの驚くべき数字なのです。

沖縄が琉球王国という独立国であった時代に中国から琉球の人々が持ち帰ったのが石敢當であったと伝えられています。

琉球の人々はこの魔除けを大切に守り通し、今日まで一般大衆が家々の突き当たり 角々にそなえ付けるようになったのです。

一般には壁面に直接貼る表札タイプの石標が広く普及しているほか、土産物にもなっている。

沖縄の石敢當は600年の歴史があり、沖縄の文化の一つであり、沖縄の魔除けそのものだといっても過言ではないでしょうか。

と思いがちですが!!

日本では沖縄と鹿児島に多く見られますが、かつては沖縄県から青森県まで分布しているようです。
(秋田市には30基もの石敢當があるようです)

新しいものまで含めると北海道函館市、札幌市にまで及んでいるようで、調べてみると世田谷区や埼玉県にも石敢當はあるようでした。

沖縄だけのものかと思っていた石敢當。それは確かに沖縄以外にも存在していました。

沖縄の人が建てた物もあるとは思いますが、地域に根ざした古いものまである事が分かり。
(びっくりでした)

私はこの石敢當について、ずっと沖縄やその周辺地域にしか無いものだとばかり思っていましたが 
しかしながら、どうもそうではないらしいです。

ただその中で最も設置数の多いのが沖縄県と言うことでしょう。

地域によっては【いしがんどう】【せっかんとう】【イシガントウ】などとも読み、

表記も字形や音の似た別字をあてた【石敢堂】【石敢東】【石厳當】【石散當】などがあるそうですよ。(^_^.)


沖縄ではどこへ行っても一般的に見られますが、あなたのお住まいの近くにもあるかもしれませんよ[exclamation]

意識して探してみてはいかがでしょう[グッド(上向き矢印)]

見つかるかな? たのしみですね[るんるん](^o^)丿




それでは・・・[手(パー)]










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