ちょっとした！法律雑学！大丈夫？⑰個人の自己破産?民事再生?

知っているようでわからない！法律雑学いろいろ～

生活編パート17





民事再生って企業だけかと思いきや！個人版の民事再生手続きがあることって知っていましたか？


今回は個人版の民事再生手続きについて調べてみました。



「破産」に代わる「民事再生手続き」とは？

住宅ローンの返済に行き詰る人が増えてきているようですね。

会社の給与カットやリストラによる解雇など、その理由はさまざまですが、何とか住宅ローンだけは続けようと、一時的にサラ金などから借金してしまい、挙句の果てには、サラ金の借金を雪ダルマのように膨らませ、最後には「破産」を選ばざるを得なくなるケースとか！

たしかに最後は「破産」を選べば、その後に「免責」を得て、すべての借金を帳消しにできるメリットはあるものの、この場合、「破産」によるデメリットも大きいようです。

「免責」が決定するまでの一時的な期間とはいえ、「破産者」になった事実は最後まで尾を引く可能性はあります。

またこれまで家族のためにと考えてせっかく購入したマイホームまでもが手放すことになってしまい、文字通り丸裸になってしまうというのが「破産」なのです。

低金利の現在では、住宅ローンの月々の支払いの方が、家賃を払うよりも負担が軽かったなどという場合すらあるようです。



今回調べた結果、マイホームを手放さなくても出来る支払方法があったのです。


2001年4月に施行された「個人債務者再生手続」という法律です。

いわば個人版の民事再生手続きです。

債務者は、裁判所の決めた額を原則として3年間毎月返済することで、借金を帳消しにでき、マイホームを手放さずにすむというシステムです。

もっとも住宅ローンの元本だけは減額されないものの、再生計画の3年間だけは、住宅ローンの原本返済額を減らしたり、返済期間の延長も可能のようですよ。

3年間で返済する額は、総額100万円未満全額、100万円以上500万円以下なら100万円

500万円を超え、1500万円未満なら5分の1

1500万円を超え3000万円以下なら300万円となるようです。

「破産」で丸裸になる前に、ぜひ考えてみたい手続きですね。(^0_0^)


住宅ローン返済に行き詰った場合は弁護士または銀行に相談することをお勧めしますよ。


どうにか、やりくりすれば、などとサラ金などから借り入れをしてしまう前に・・・

せっかく手に入れたマイホーム！手放す前に！少しでも知ってほしい気持ちで調べてみました。(=^・^=)

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